『試聴屋』掲示板


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No.1049  Re: BP ラインナップについて  2002/6/3 21:03
名前 試聴屋  メール先
>AMP−7511Mはやはりヘッドホンアンプの
>流れからきてるものなのでしょうか?

簡単に言いますと、一番最初に出ましたSCA-7510がヘッドホン用ですが、
それだけではおもしろくないので、小型スピーカーも鳴らせるように、
小型両用アンプ(BPでは「ユニバーサルアンプ」という言い方をしています)
ということで企画されました。この場合のスピーカーは、パソコンに付属の
小型スピーカーや机の上に置いて使う超小型スピーカーを意識していました。
そのため、出力はせいぜい5Wもあれば充分という認識でしたが、
実際に販売しますと、本格的なオーディオ用スピーカーに接続するお客様が
少なからずいらっしゃるということがわかり、5Wでは足りないということで、
SCA-7511が企画され、10Wにアップされました。
SCA-7510/7511のヘッドホン出力は、構造上、スピーカーの出力を抵抗で落とし
そのままヘッドホンに出す構造ですので、10Wになった段階でヘッドホン用
アンプとしては充分過ぎるパワーが出てしまうことになりました。

その後、SATRI回路でマルチ駆動をしたいという要求がありましたので、
SCA-7511をベースにプリとパワーに分離したものがPRE-7610とAMP-7511Mです。
これらの内部構造および基板はどれもほとんど共通ですが、プリはプリ、
パワーはパワーに併せて少しずつ変更しています。プリは出力を大きく取る
必要がありませんので小さくしてありますし、いろいろな入力に対応できるように
電圧入力を3系統、電流入力を2系統持っています。
AMP-7511MはSCA-7511とほとんど同じですが、パワーアンプ専用ですので
ゲイン切換えは大きく3段階だけにして、細かい音量調整はプリで行うように
なっています。

SCA-7511 1台とPRE-7610/AMP-7511Mの組み合わせの大きな違いは、
SATRI-LINKができるかどうかという点です。
SCA-7511は手軽に使える点を重視しましたのでSATRI-LINK端子はありません。
PRE-7610/AMP-7511Mでは、プリ→パワー間をSATRI-LINKで接続できます。
同様に、DAC-2000の電流出力をPRE-7610に直接入れることができます。
つまり、DAC-2000→PRE-7610→AMP-7511Mの間を全て電流で接続できます。
さらに、AMP-7511Mをもう一台追加すると、すぐバイアンプ駆動が実現します。
また、チャンネル・デバイダーを追加して本格的マルチアンプシステムにまで
発展させることもできます。

通常の電圧入力でしたら、後からPRE-7610と組み合わせてSCA-7511をAMP-7511Mと
同じパワー専用アンプとして使うこともできますので、後からプリを追加しても
SCA-7511が無駄になることはありません。

>電源トランス等はSCA−7511と同等の
>ものが使用されているのでしょうか?

電源トランスは同じです。

>また、AMP−7511Mには、V4.3+V5.1をのせる
>ことは可能なのでしょうか

可能です。

宜しくお願い致します。
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