『試聴屋』掲示板


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No.1349  Re: ホーンドライバー  2004/8/2 19:27
名前 試聴屋  メール先
試聴屋では、エール音響のドライバーにSATRIアンプを直結して使用しています。ほぼ毎日音出ししていますが、電源ON時のショックノイズは聞こえません。ドライバーにとって良くないのはショックノイズよりもDC漏れです。ショックノイズは仮に出ても、それほど大きくない音でしたらドライバーの耐入力以内ですので大丈夫ですが、常時DCが出ているとボイスコイルが徐々に劣化していき、最後に何かのきっかけで切れます。

アンプから過大入力が出てドライバーを壊すかもしれないと思ったときは、ドライバーの耐入力よりも出力が小さなアンプを使えば良いです。試聴屋のツイータは1710(耐入力25W)ですが、これにはSCA-7511かAMP-7511M(最大出力10W)を入れています。

DC漏れが心配なときはコンデンサを入れるのが安心ですが、コンデンサの色が付いてしまい、ドライバーの持つ鮮度の高い音が出なくなってしまいますのであまりお勧めしませんが、それでも心配というときは切り換えボックスを作り、直結とコンデンサ入りを切り換えられるようにすると、アンプを入れ換えたときには便利かと思います。

試聴屋のホーンシステムでは、マルチとネットワークの両方ができるようになっています。ネットワークで鳴らすときはDC漏れの問題がありませんので、ホーンでも敢えてネットワークで鳴らしている方もいらっしゃるようです。

SATRIアンプを使っても絶対壊れないという保証はできませんので、事故が起こる可能性は0ではありませんが、実費で修理可能なドライバーでしたら、「切れたら切れたときのこと」と、ある程度覚悟を決め、それまではできるだけ良い音で聞こうとされるのが良いかと思います。

ちなみにエール音響のドライバーは全機種ボイスコイル、振動板の修理が可能です。また、減磁しているかどうかのチェックもできます。減磁が著しい場合は再着磁も行いますので何年経っても新品に近い状態にすることができます。アルニコ7マグネットとパーメンジュールを使ったエールドライバーにSATRIアンプを組み合わせた音は相性抜群です。
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