FAQ (よくある質問と回答)

[SATRI製品全般]
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SATRIアンプってなに?
[SATRIアンプ]の解説ページをご覧ください。

 

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どういう方式なの?
[SATRIアンプ]の解説ページに詳しい記述がありますが、 簡単に言うと、真空管やトランジスタの持つ増幅機能を使わず、2本の抵抗の比率を利用して電子的に増幅させる回路を使った回路を使用しています。これは100年に渡るアンプの長い歴史の中でも画期的な増幅方式です。利点は、真空管やトランジスタの持つ音質的に固有の癖(真空管らしい音とかトランジスタっぽい音という言い方をされています)を排除できることと、抵抗を使うことによる増幅率のばらつき(非直線性と言います)を排除することができる点にあります。そのため、アンプとして癖のない正確な音が出るようになりました。

 

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S/Nは良い?
[SATRIアンプ]の解説ページに詳しい記述がありますが、一般的なアンプよりは低くなっています。SATRIアンプは、実使用状態でのS/Nが非常に良いことで知られています。100Wのアンプを使用しているとき、実際に100Wの出力を出して聴いている人はほとんどいません。通常の音量は数ワットです。夜になるとさらに下がり1W以下になります。SATRIアンプのボリュームを下げてこの程度の音量にすると、最大ボリュームのときに比べ、絞れば絞るほどアンプ自体から出るノイズが下がるしくみ(ゲインコントロール方式)になっています。設計上は、ボリュームの抵抗値が0になるとノイズも0になります。一般のアンプでは、ボリュームを0まで絞っても音が出なくなるだけでアンプ自体のノイズは下がらす、ツイータに耳を近付けると「シャー」というノイズが聞こえます。このノイズは、気にならない程度だとしても楽音を汚し、ノイズとしては聞こえなくとも、音楽の透明感を大きく損ないます。このノイズによって楽器の音色が違って聞こえることもあります。深夜、お手持ちのアンプでノイズを聴いてみて下さい。

 

B0040 パワーアンプならボリュームは不要では?
一般のパワーアンプにもボリュームが付いていることがありますが、パネルに隠れていたり、後ろのパネルにあったりしてあまり目立ちません。付いていないパワーアンプも多くあります。SATRIアンプに付いているボリュームは、その動作原理から見てあった方が良いということで付いています。SATRIアンプについているボリュームは、絞ることでアンプ自体の増幅率を下げ、同時にノイズの発生も抑えることができる構造になっています。あまり大きな出力が必要ない方にとっては、大きな増幅率があっても邪魔なだけです。そこで、自分に必要充分な音量まで下げ、それと同時にアンプ自体のノイズも下がれば一石二鳥の効果があります。

これはプリアンプを使用する場合でも同様です。お使いのスピーカーにあわせてプリアンプのボリュームとSATRIパワーアンプのボリュームをうまく調整することで、ノイズの少ない良い音を聴くことができます。ただし、プリアンプも充分高性能でノイズの少ない製品を用意する必要があります。

 

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部品だけ売らないの?
AMP-5511Kはパーツごとの販売も行っています。AMP-5511Kキットのページをご覧ください。それ以外のキットにはパーツ売りはございません。

 

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キットと完成品は何が違う?
キットと完成品は価格が違いますが、これは保証範囲の差になって現れます。簡単に言うと、完成品は通常の使い方をする限り保証期間内は無償修理の対象になりますが、キットは基本的にはパーツの供給についての保証しかありません。極端に言えば、組み立てて音が出なくてもメーカーは音が出るところまで保証していないということです(現実にはほとんどの場合音は出ます)。また、使用中におかしくなった場合の保証もありません。これは一切の保証をしないという意味ではなく、当初の価格の中に保守の価格を含んでないということです。有料での修理やパーツ交換は可能です。保証についての詳細は[保証]をご覧ください。

価格と保証範囲以外の違いはほとんどありません。塗装なしのキットはケースが違いますが、中身は同じです。