新SATRIアンプシリーズ発売開始のお知らせ
2006.07.21


 まだ充分な在庫が確保できないため正式にアナウンスしておりませんでしたが、
PRE-7610の後継機、PRE-7610Mk2が新しく発売になります。
同じく、SCA-7511の後継機、SCA-7511Mk2が発売になります。
価格は多少上がりますが、両機種とも各種の新回路が搭載されています。
旧機種(PRE-7610、SCA-7511)は今後入荷予定はありません。

 新モデルはただいま製造中のため入荷までしばらく時間がかかります。
早めに入手したいお客様はご予約注文メールをお送り下さい。
納品されしだい順に発送致します。

 PRE-7610Mk2、SCA-7511だけでなく、既に発売中のAMP-5513、AMP-5514にも共通して、新しいSATRI回路V8およびV6.2(V6.3)が標準で搭載されるようになりました。今後発売されるSATRI製品には全てこの新しい回路を搭載して行く予定です。

 新回路を搭載したSATRIアンプは、当然音も新しくなっています。これまでのSATRIアンプが癖のなさを持ち味としてきたのに対し、新しいSATRIアンプは音楽を聴けば聴くほど楽しくなる、そういう音に変わりました。聴いていると自然に体が動き出す。そういう音です。AMP-5513やAMP-5514を試聴したお客様の印象もほぼ同じです。最近届いたAMP-5514の感想をご覧ください。

AMP-5514試聴記
今回試聴させていただきました。HIGAです。
現在の自宅では

CDプレーヤー マランツCD-17D(クロックチューン)
アンプ マランツPA-01
スピーカー フォステクス 88ES-RのBH

 上記のもので生々しい再生音をと・・・。
最近ではクリプトンの電源ボックスPB-100、八幡工房のスピーカーコードW-80Sで
従来にない再生音となり、これを是非良い意味で超えて欲しいと考えていました。

 初めて電源投入後の音はレンジが狭く、少し一つ一つの音が弱い感じがして・・
・・これはどうしたものか・・・・

 バベル・情熱のヴァイオリンを聴いてみました。TVのいつか流れていた映像と
音がよみがえってきた感じです。サイドのピアノの音がアナログしています。
引き続き諏訪内晶子のチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲第3楽章です。

 段々と気味悪く?なってきました。

 現行アンプの場合、ヴァイオリンが広がっていくように聞こえるのですが、必要
な音が前に出て、う〜んなんと言えばいいのか、これが音場感なのでしょうか?

 諏訪内さんの佇まいがハッキリわかります。

 さて、ここであまり試聴に使わないブルトニー・スピアーズのCDを聴いてみました。

 怖いですね〜!

 モニター的と言えば良いのかも。ただ、パワー感がもっと欲しいかな。

 フェイキーのボーカルとギターのデュオです。最新作の録音が良いようです。

これまたギターがリアル。

 音の鮮度より、ギターのボディでリズムをとりながら超絶的なテクニックでひきまくる。

 手首の動きがみえています。

 このあともボーカルものを何枚か聴きました。
解像度が上がったりすると、ボーカルのサ行がきつくなる傾向がありましたが
きつさがありません。

 ジェーン・モンヘイトなどのボーカルが官能的でさえあります。

 いや〜困りました。返すのが嫌になりました。

 しばらく時間をおいて、本命のJAZZです。

 ファブリッツィオ・ボッソ・クインテットのベースが非常に太くてペットと
サックスがグイグイ迫ってくるのがわかります。
不足気味だったパワーも上がってきた。

 う〜ん気のせいか?

 秋吉敏子とルータバキンのスタジオ録音。

 とにかくすごい録音がそのまま。
ルー・タバキンのサックスが秋吉敏子のピアノがスイングしてたまりません。

 返却したあと再び自分のシステムで聞き直すと、聞き慣れたサウンドが・・・。
どうしてもパワー感がほしいなら、5410のようなプリアンプにするか、
それともAMP-5513か、自分としては今回の試聴でハマッテシマッタようです。
悩みはつきませんが、また、相談させて頂きますのでお願いします。
ありがとうございました。

by 青山(HIGA)

 新シリーズのSATRIアンプは以下のようになります。旧機種も可能な限り最新機種に近付くように改造できますので、ご希望のお客様はメールでご相談下さい。

○新SATRIアンプのラインアップ

・PRE-7610 → PRE-7610Mk2 (V4.3+V5.1+V8+V6.2搭載 *V5.1はオプション)
・SCA-7511 → SCA-7511Mk2 (V4.3+V5.1+V8+V6.2搭載 *V5.1はオプション)
・AMP-5512 → AMP-5512 (V8搭載にグレードアップ可)
・AMP-5513 新製品 (V4.3+V5.1+V8+V6.3搭載 *V5.1標準搭載)
・AMP-5514 新製品 (V4.3+V5.1+V8+V6.3搭載 *V5.1標準搭載)
・AMP-5511Mk2 → (V4.3+V5.1+V8.1+V6.2にグレードアップ可)
・PRE-5410 → PRE-5410UP (V4.3+V5.1+V8+V6.2搭載 *V5.1はオプション)
・PRE-5420 新製品 (PRE-5410の電源部を別ケースに分離し、V7.2という電源回路を搭載した最高級プリアンプ)
・HDA-5210 (V6.2搭載)

○最新SATRIアンプの特徴

 新シリーズのSATRIアンプはV8+V6.2が搭載されますが、ただそれだけではありません。
以下のように、様々な改良が加えられ、一新されました。

・今までのV4.3、V5.1に加え、V8、V6.2が標準搭載されます。
 (※V5.1は機種により、オプションになることもあります。)

・V5.1を取り付けるスペースが独立して確保されました。
 (従来はV4.3の上にハンダ付けでした)

・DCサーボが前段、後段2系統に分かれました。
 (電源を分けることにより、前段と後段の干渉を防ぎます。)

・調整箇所が全くなくなりました。
 (長期間の使用でも調整がずれる心配がなくなりました)

・V6.2搭載のため、電源ONですぐ音が出ません。
 (真空管アンプのように数分かけて徐々に音が出て来ます)。

・オプションのアッテネータは、これまでと同じSATRIアンプ用のアッテネータが
 そのまま使用できます(AD-23、AW-23、AS-23が使用可能です。)

・音質:従来モデルより中低域が力強くなり、音場空間が広く、深くなりました。
 従来モデルはすっきりとした癖のなさが特徴でしたが、生に近いリアルさが
 加わっています。

PRE-7610Mk2 \148,000 (標準仕様、税込価格)
SCA-7511Mk2 \120,000 (標準仕様、税込価格)

 AD-23、AW-23、AS-23アッテネータはご注文時に指定できます。
その他、以下のような従来モデルと同様の追加オプションが指定可能です。

 ・V5.1取り付け(ソケット取り付け可)。
 ・OPアンプをオーディオ用OPアンプに交換(ソケット取り付け可)。
 ・入力抵抗をPCN巻線抵抗に交換。
 ・電源ダイオードをショットキーダイオードに交換。
 ・取り付けネジ、基板サポートを銅ネジに、銅サポートに交換。
 ・ゴム足を銅足に交換。
 ・ヒューズをオーディオ用ヒューズに交換。


○SATRI製品価格表

 製品ラインアップ
 価格表

○PRE-7610、SCA-7511、AMP-7511Mのグレードアップ

 上記製品のグレードアップは、アンプ部の基板交換で対応させていただきます(価格は上記価格表をご覧下さい)。