出川式電源(3)

C.SATRIアンプへの実装

　HDA-5210に組み込んだ出川式電源を示します。このように、出川式電源を組み込めるかどうかは、取り付けスペースが確保できるかどうかが重要になります。

HDA-5210に組み込んだ出川式電源

　元から取り付けられているブリッジダイオードは使いませんので取り外してあります。

D.音質

　既にお客様の試聴記を掲載致しましたが、弊社で確認した変化は以下の通りです。

　・押し出し、アタック感が立体的に出るようになります。
　・全体に、従来型電源よりもリアルで生き生きしたサウンドになります。
　・V8+V6.2搭載機種では、左右の広がりと奥行きがさらに良く出るようになります。
　・細かい音がより明瞭にわかるようになります。
　・HDA-5210ヘッドホンアンプでも同様の変化があります。

　これらの変化から見て、出川式電源はSATRIアンプの性能をさらに引き出していると考えられます。

E.SATRIアンプ用出川式電源キット

　SCA-7511(Mk2)、PRE-7610(Mk2)、AMP-7511M(Mk2)、HDA-5210をお持ちのお客様は、電源部が共通のため、同じ構成で実装可能です。電源部に使用されている電解コンデンサと出川式電源モジュール、基板、組立説明書のセットになっています。部品があれば自分で組み立てができるお客様向けの商品です。電解コンデンサが2個なのは、元の基板から2個はずして使いますので、新たに必要となるコンデンサは2個で済むためです。

SCA-7511(Mk2)、PRE-7610(Mk2)、
AMP-7511M(Mk2)、HDA-5210用
出川式電源キット
　

F.出川式電源実装サービスのご案内

　SATRIアンプをお持ちで、出川式電源への変更を弊社に依頼されたいお客様には出川式電源実装サービスを行います。出川式電源に変更するときに使用する出川式電源モジュールと価格を以下に示します。電源回路を2系統持っている機種は電源モジュールも2個使用します。なお、実装サービス価格には電源モジュールの代金を含みます。

　新規にSATRIアンプをご注文のお客様で、最初から出川式電源付きで欲しいお客様は、ご注文時にその旨お知らせいただければ出川式電源を取り付けた状態で納品致します。