◎ご注文方法
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◎保証
◎修理規定 [詳細]
◎自宅試聴
◎仕様
サンプリング周波数 |
32、44.1、48、96KHz |
入 力 |
COAX1, COAX2 |
出 力 |
電圧出力、SATRI-LINK出力(後面でスイッチ切り替え) |
電圧出力規格 |
2VRMS (0dB) |
SATRI-LINK規格 |
2mA (0dB) |
周波数特性 |
20〜50KHz (-3dB) |
サ イ ズ |
W330 x H70 x D392 |
ケ ー ス |
オールアルミ |
前面パネル |
5mm厚 |
表 示 |
サンプリング周波数表示:7SEG LED数字表示 |
入力表示 |
COAX1、COAX2、DEEMPHASIS、MUTE |
出力表示 |
電圧出力、電流出力(SATRI-LINK) |
価 格 |
\300,000 (税別) |
◎SATRI回路の動作原理
SATRI回路とは、従来の増幅回路とは増幅の概念が全く異なります。SATRI回路は増幅機能を2本の抵抗の比で行えるように工夫した新しい増幅方式です。従来の回路を使った増幅器と異なる次のような特徴があります。
- 入力インピーダンス0(ゼロ)、出力インピーダンス∞の回路です。
- 電流で動作するアンプです(ただし一般的な電流アンプとは異なります)。
- トランジスタの増幅機能を使用していないため、従来のアンプのようなgmの非直線性が原理的に発生しません。
- 電流を規制しませんので原理的にスルーレート問題が発生しません。
- 原理的に歪を発生しない回路のため、負帰還をかける必要がなく、トランジェント歪が発生しません。
- RLをボリュームとすることで、増幅度そのものをコントロールすることができるので、ボリュームの位置によるS/Nの悪化を最小限にとどめることができます。これは特に小音量再生に優れることを意味します。
- 負帰還など時間を乱す要素がないので、現実音に近い自然な再生音になります。
などの優れた特徴を持っています。詳しいご説明はこちらへ → [SATRI回路の解説]
◎DAC-2000の特徴
●充実のデジタル部
1. 32、44.1、48、96KHzのサンプリングに対応しています。
2. 16、20、24bitのS/PDIF信号に対応しています。
3 . 8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター採用。
4 . 24ビットDAC採用。
●高精度3段PLL
DAC-2000のPLLは、レシーバーの1次PLL、VCOの2次PLL、PLL1700の3次PLLの3段構成になっています。PLL回路はとにかく精度を高くしたいため、第2PLLにはメタルキャンタイプの高精度リチウム・タンタレートVCOを採用しています。合計3段のPLL回路でジッタを非常に低く押さえています。
●電圧/電流出力の2系統の出力を用意
SATRI回路を持つ機器どうしを接続するにはSATRI-LINKによる電流出力が理想的ですが、通常のアンプにも接続できるように電圧出力も装備しています。電圧/電流出力はどちらか一方のみ出力されるようになっていて、背面のモードスイッチで切り替えられるようになっています。
●電圧出力はSATRI-ICを無帰還で実装
電圧出力部も付け足しではなく、まじめに作っています。I/V以降の回路にSATRI-ICを使用して、I/V変換を無帰還回路で実現しています。また、出力部には高安定でドライブ能力が高いディスクリート・バッファ部を置いてあり、プリアンプ並の回路規模になっています。
●BP独自の電流出力
D/AコンバータにSATRI-ICを使用して電流出力が可能になると、通常のD/Aコンバータでは避けられないI/V変換部が不要になるため、シンプルな構成で出力できるようになります。同時に、D/Aコンバータからの出力を、AMP-5512などSATRI-LINK入力を持つアンプに接続することで電流電送が可能になります。電圧電送と電流電送の違いだけでも一聴の価値ありです。
●液体電解コンデンサ一切不使用
電源回路はオールOS-CONで構成しています。それ以外の部分にも音に色が付きやすい液体電解コンデンサを使用していません。また、単にOS-CONを使用しているというだけでなく、使用周波数に合わせて最適な容量を選んで使用しています。
●デジタル/アナログ部の分離
電源回路は、デジタル部とアナログ部を分離し、お互いに干渉しないようにしています。
●電源/アースパターンの分離
各ブロックごとに、電源、アースを分離しデジタル信号による電源変動を押さえました。
●ダブル安定化電源
微小な変動さえも嫌うVCOの電源には、ダブル安定化電源を採用してわずかな電源変動にも影響を受けないようになっています。
●電源ノイズの低減
整流ダイオードは、ショトキーバリアダイオードと、高周波ノイズを防ぐフェライトビーズを使用して、ノイズの少ない電源を実現しています。
●非磁性体のアルミケース
鉄系の素材を使用していません。前面パネルは5mm厚で重厚感があります。
◇◆◇◆DAC-2000
第2版 改善ポイント
◆◇◆◇ |
2000年2月末から供給されるDAC-2000は第2版で、以下の改善が施されています。周波数表示LEDが緑色になっています。
●アナログフィルター部に「電流フィルター」を採用
音質に重大な影響を与えるアナログフィルターをごく軽いものに変更し、さらに電流フィルターにしました。 これにより、音の鮮度が一段とアップしています。
●さらに高精度になったVCO
PLL回路のVCOはD/Aコンバータには心臓部とも言えるほど重要な部分ですが、今回はこのVCOに特注品の電圧可変水晶発振器(VCXO)を採用しました。
●電源ON/OFF時ノイズの追放
電源ON/OFF時のノイズ対策としてミュート回路を追加しました。
●不要輻射ノイズ対策
1.正面パネルの表示部から輻射されるノイズ対策のためにシールド板を追加しました。
2.高速ICの使用を最小限に抑え、ノイズそのものが少なくなるようにしました。
3.ノイズを拾いにくくするために、パターン配線も一部変更しました。
4.4層基板を採用し、パーツ配置も変更してノイズを押さえました。
5.基板全体のインピーダンスを下げるように設計を見直しました。
6.ノイズを拾いやすい電源から基板までの配線数を6本から4本に減らしました。
7.ノイズが最少になるようにアースポイントを変更しました。
●デジタル電源にノイズフィルターを追加
デジタル入力にフィルターを追加しました。これはデジタル信号ラインからのノイズ混入を防ぎます。
●放熱対策
定電圧電源ICの放熱にアースパターンを利用しています。
●セパレーションの改善
クロストーク減少のために、アナログ電源を左右に分離しました。
●アナログ回路対策
デジタルノイズのアナログ回路への混入を減らすために、デジタル回路とアナログ 回路を離しました。
●LED表示色の変更
数字表示のLEDを赤から緑に変更しました。これは改良されたDAC-2000であることを示す意味と、輝度を下げる意味があります。
このように新しいDAC-2000は、別の製品と言って良いほどの大幅な改良が施された新しいD/Aコンバータです。
◎お問い合わせ
会社名 |
有限会社タキオン 「試聴屋」 担当:山崎 |
電話番号 |
03-5296-9265 |
FAX番号 |
03-5296-9266 |
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