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アッテネータのしくみと使い方


ロータリースイッチの構造

 例としてSD-45SDを使用したアッテネータの図を示します。

 SD-SGシリーズは、端子板から出ている端子が長くなっています。図では抵抗と端子が縦にきれいに並んでいます。ロータリースイッチは、この抵抗群を順番に切り換えて抵抗値を変える働きをします。



 端子版の枚数のことです。2枚使われていれば2段型です。図の上側のロータリースイッチは端子板が2枚使われていますので2段型、下側のものは4段型です。1枚の端子板には、接点が付いています。接点数は、6接点、12接点、23接点、28接点などがあり、スイッチの種類ごとに用意されています。

回路

 ロータリースイッチ全体で切り換えられる回路の総数です。1枚の端子板で1回路を構成している場合、1段型なら1回路、2段型なら2回路になります。1枚に2回路入る端子板を使用した場合は、1段で2回路、2段で4回路、3段で6回路になります。1段で4回路入る端子板を使用した場合は、1段で4回路、2段で8回路、3段で12回路となります。実際には、ロータリースイッチの構造によって用意されていない組み合わせがありますので、製品リストをご覧ください。

 1段を2回路で使用するとき、6接点の端子板なら3接点ずつ使うことになります。2接点で良い場合は、2接点めまでで止まるようにストッパーを調整します(ストッパーの調整は、指定された接点数になるようにメーカーで行い、納品されます)。そのため、1段2回路4接点の場合は、6接点の端子板では無理になり、12接点の端子板を使用することになります。

接点

 接点は、1回路で使用する端子の数です。例えば、3系統の入力を切換えるときは3接点です。5系統切換えなら5接点です。

 上の図に示したロータリースイッチでは、上側のスイッチは端子板を2枚使っていますので2段です。回路数は端子板1枚で1回路を構成していますから、2枚分で合計2回路になります。接点数は23接点のものと28接点のものがありますので、23接点の場合は2段2回路23接点、28接点のものは2段2回路28接点となります。これを略して、SD-45SG 2-2-23SD-45SG 2-2-28のように呼びます。同様に、下側のスイッチはSD-45SG 4-4-23、SD-45SG 4-4-28となります。

切換スイッチとして使用するとき

 セイデンのロータリースイッチは、アッテネータ用または切換えスイッチとして使用されます(まれに、スピーカー切換えスイッチやスピーカーのネットワークなどにも使用されます)。切換えスイッチとして使用する場合も基本的な考え方は上の説明の通りですが、アッテネータとして使用する場合と比べ、組み合わせがいろいろですので、具体的例で説明します。

 アンプによく使われるステレオ3入力切換えの場合、いくつかの選択肢があります。最も素直に各入力を全て配線するようにするには1-4-3になります。1枚の端子板に4回路あり、各回路が3接点ずつ切換えられます。L/Rを分けて配線したいときは2-4-3にします。1段に2回路入った端子板を2枚重ねた形になります。1段で3接点ずつしか使わないので、残りの端子は余ります。グランド側を共通にしてロータリースイッチを通さない場合は半分の回路数で済みますので、1-2-3か2-2-3になります。この場合、2-2-3はちょっと贅沢な使い方です。


アッテネータの種類と使い方

 オーディオ用アッテネータにもいろいろな種類がありますが、通常、アンプに使用されるアッテネータは、L-Pad型(ラダー型とも呼ばれます)が一般的です。これは通常使用されているボリュームの代わりとして使用することができるタイプのアッテネータです。長く使用しているうちにボリュームがガリガリ音を出すようになったとき、交換用のボリュームが入手できないときや、ボリュームは正常だけれど、もっと良い音にしたいときなどに使用します。定インピーダンス型アッテネータは、真空管アンプや一般的なトランジスタアンプに使用できます。

 通常のアッテネータは、チャンネルあたり2個(L-Pad型の場合)、または3個(T型の場合)の抵抗を使用しますので、使用するロータリースイッチはモノラル用で2段型、ステレオ用で4段型のスイッチが必要になります。

 セイデン製のロータリースイッチは一般に販売されているボリュームよりも大きいため、ボリューム交換の目的に使用する場合は、取り付けられるだけのスペースがあるかどうか事前に確認して下さい。取り付ける抵抗が大きい場合はスイッチからはみ出す分のスペースも余分に計算しておく必要があります。また、アッテネータから引き出す端子が他の部分に接触しないかどうかも考慮しておいた方が賢明です。

 自作プリアンプやアッテネータボックスに入れて使用する場合は、スペース上の制約はあまりないと思いますが、SD-74SGなどはかなり大きくなりますので、使用するロータリースイッチの寸法図を参考にケースを設計する必要があるでしょう。

 例外として、バクーンプロダクツ社が販売しているSATRIアンプ用のアッテネータは、定インピーダンス型で作る必要がありません。つまり、L-Pad型やT型のように1接点に複数の抵抗を使用せず、1個だけで構成できるしくみになっています。そのため、無誘導巻線抵抗や箔抵抗など高価な抵抗を使用しても、必要な抵抗の数が1/2から1/3で済むというメリットがあります。SATRIアンプ用のロータリースイッチは、ステレオ用でも2段2回路のロータリースイッチが使用できます。



「切り換タイミング(ON/OFF)」について

 切換タイミングとは、スイッチを回したとき、隣りの端子との間が一瞬切れるかどうかを決める構造のことです。これは、ON/OFFやオープン/ショートという呼び方をします。ONはショートと同じ意味で、OFFはオープンと同じ意味です。

 ショート型は、スイッチを切り換えるときに、隣の接点どうしが一瞬接触し合う構造です。このようにすることで回路が全く切れないようにできています。アッテネータに使用するスイッチは、通常はショート型を使用します。

 オープン型は、切り換え時に接点が一瞬切れ、どの接点にも接触しない構造です。電気的に隣りの接点どうしがつながると不都合が生じる場合に使用します。入力切り換えスイッチではオープンを使用することがあります。


「接点数」の変更

 セイデンのロータリースイッチは、6、12、23、28、34...と1枚の端子版に取り付けられている端子数が何種類かありますが、必ずしもこの接点を全て使わなければならないということはありません。

 例えば、切換スイッチには様々な構成のものがあります。3接点しか使用しないのに6接点用のロータリースイッチを買ってしまった場合、使用しない接点のところまで回ってしまいます。

 セイデンのスイッチは、ストッパーの位置を変えて、停止する位置を柔軟に変更できるようになっています。

 もし3接点で良い場合は、6接点用のスイッチを3接点分しか動かないようにストッパーを変更して3接点用にすることができます(この場合、残りの接点は使われないまま残ります)。注文時に、例えばSD-32NEG 2-2-6でなく、SD-32NEG 2-2-3と指定するだけです。なお、標準品の接点を変更してご注文いただいた場合でも価格は同じです。


角度

 上記の接点数についてご注意の他に、組み立てたときの角度に注意しておく必要があります。例えば、SD-32NEG 4-4-23の標準品をそのまま使用する場合、1ステップの角度は15度なので、最少から最大までの角度はほぼ1回転(345度)です。ところが、接点数が10で良いというとき、SD-32NEG 4-4-10という指定で注文されますと、4-4-23を4-4-10に変更すると最少から最大までの角度は150度になり、4-4-12を4-4-10に変更すると300度ということで、同じ10接点であっても回転角度が違ってきます。これは、パネルに表示する目盛や数字の位置に影響を与えます。このようなときは、1ステップごとの角度もいっしょに指定していただくか、または各製品の表に掲載されている商品番号で指定していただくと間違いがありません。


 以上のことをご考慮の上、最適なロータリースイッチをお選び下さい。

 

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